
先週の土日と大阪へ旅行に。
いくつかみた展示の中からひとつ。
イタリアモダンデザインの父、ジオ・ポンティ。
トラフ建築設計事務所が展示空間を手掛けているので行ってみました。
会場に入った瞬間、どことなくぬくもりのある床と外壁・内壁。
幾何学模様のタイルには刷毛目(塗料をハケで塗った筋後)が。
ジオ・ポンティは、とにかく人のぬくもりを感じさせるものが好きで
人ありきの建築・インテリア・ものづくりを心掛けていたみたいです。
(だから『建築の 皮膚と体温 』なんですね)
部屋に降り注ぐ光、そよいでくる風、そこに佇む人を意識して
平面図を描く。
窓=生のしるし
と彼は考え、外壁と内壁を区別せず同じものと扱ったみたいです。
外にも内にもタイルが機能するように配置し、
窓を外界(・他者)とつながる手段として位置づけました。
(わかりやすい例は、ピラミッド。死の世界には窓がありません。)
窓を通して、たしゃとつながる。
たしゃを通して、じぶんを知る。
たしゃの体温を感じられれば、じぶんの体温を感じれる。
生きている!ことが実感できる。
人がだいすきだったジオ・ポンティが建築を通して伝えたかったことなのかも。
たてものは、コミュニケーションでできているんだなぁと感じました。
もし興味があればぜひぜひ。
【ちっぽけな気付き】
服装が、ポスターの配色(青と黄)とまったく同じでした。
青のワンピースに黄のカーディガン。
無意識のおもしろさ〜。
たかしま