
二階堂和美さんの
「にじみ」というアルバムをよく聴く。
良いのは想像ついていたのですが
夏にライブに行ってはじめて聴いて本格的に好きになりました。
3.11の前日に録り終えたというこのアルバムは
「歌はいらない」という曲ではじまり
「足のウラ」という曲で終わります。
1曲目
もの想いにふけるとき 歌はいらない
考えをふかめるとき 歌はいらないの
考えるのをやめたいとき 歌がほしいの
歌がいるの
という歌詞。
歌うことを仕事にしている方が、歌はいらない時があると歌っている。
聴く人にとっても、歌がいるときいらない時がある。
そこら辺をわかってるのが好きだ。
歌がいる時は、考えるのをやめたい時ってのも好きだ。
でその時には、歌が他の誰よりも必要なんだろうなとも思う。
仕事柄、「歌」を「デザイン」に置換えて聴いてしまう。
生活をしていて、デザインがいらない時はある。
でも、そん時にもデザインはひっそりと存在しているとも思う。
デザインなんかじゃないよって顔して。
なんだか、まとまらなくなってきたので、この辺で。
さいごの曲の「足のウラ」は歌詞はありません。
「ドゥディドゥダ」とか「パパパ」とか
スキャットっていうのかな、そんな感じです。
ある意味、ニカさんの1番すごいところかも。
足のウラを見てる時の、
歌がいらない時に鳴っている音というか。
とにかく大好きな歌ばかりのアルバムです。