
大好きな本「佐藤雅彦全仕事」の中での
ずっとひっかかっているエピソード。
それまでただなんとなくキュッキュッと
ルービックキューブを回していただけだったのですが
急に、頭の中にバーン!とある映像(イメージ)が
突然あらわれたのでした。
「今、見えたのは何なんだ」
クラクラッというショックを与えたその映像は、
ルービックキューブの構造を具体的にビジュアル化したものでした。
佐藤さんは、この時から
言葉などの理屈ではなくイメージでものごとを考えるようになったそうです。
「具体性=解ること」
「イメージ=感じること」
広告をつくるうえで、どちらかの考え方を選択してしまっている気がします。
佐藤さんのこのエピソードは、これらの考え方がクロスしている。
具体性があるから感じれるし、イメージがわくから解る。
考え方をクロスさせれば、理解も深くなり感じることも大きくなる。
あたりまえのことかもしれませんが、
忘れないようにしようと思います。