というのがある。
確実にある。
たくさんある。
けど、ここに帰ってくることが1番多い。
Quick Japan vol.55の136ページ。
曽我部恵一の「僕の独立宣言」という文章。
そう、僕はちょっとした曽我部フリーク。
憧れている人は、デザイナーじゃなくて
ミュージシャンでありレーベルオーナーであり詩人であり活動家である
曽我部恵一だ。
理想とは、現実と相対的に計られるものではなく、
単にぼくらの心に浮かんだ「なにか素敵なこと」と
その瞬間の輝きだと思う。
ぼくらは生きて行くなかで、その「なにか素敵なこと」が
いかに素早く的確に殺されていくかを、身を持って知っている。
そして正確に抹殺された後にそれは、
忘れられた見えない背後霊のようにぼくらにつきまとうのだ。
ぼくらはこの悲しみをぶっ飛ばさなければならない。
そして新しい秩序を手に入れなければならない。
(本文より)
僕はこの文章にやられちまったまま、
何度もここに帰ってきています。
独立することは、自由へと向かうことである。
自由へと向かうことは、
一種のブラックホールのようなものへと踏み込むことでもある。
この恐怖に打ち勝つために、
ぼくらにはロックがついているよ。
(本文より)
最後の1行を
「ぼくらにはデザインがついているよ」
と読んでいます。